
以前の ブログを 思い出してください。
この 15歳の 元規君(ゲンキくん)
僕に髪を切られていたのを 覚えてますか?
元規君は この道に入って まだ3ヶ月 大根のカツラ剥きを
毎日毎日 鬼のように練習中
この前 髪を切ったのも 安い給料 日ごろのストレス 美容室に行った事が無い 髪を切った後に シャンプーをする事すら知らなかった彼に 僕からの
ささやかな プレゼント
しかし 僕も そこは職人
「御代は カツラ剥きの 練習で 捨てられる運命の大根で
何か1品 俺に 作ってくれ」 という試練
僕は この日を ドキドキしながら待っていました。
まるで わが子の ように・・・
元規君は 「なるべく月末まで 待って下さい!」と
それは 出来るだけ 美味しい物を作って出したい という
今どき めずらしい 15歳の若者らしからぬ 前向きな言葉
道端で 会うたびに
「どぉ! 元規君! 1品ちゃんと考えてる!?」
すると
「あぁ はい なんとか・・・」
彼は ちょっと 頼りない 言い方をしますが 気持ちは 真っ直ぐ。
そして
運命の日が やってきたのです。
「どぉ!! ちゃんと 一人で考えて 作った!?」
すると
「いや・・ はい すみません ちょっと教えて貰って はい・・」
まーいいや しょうがない
しかし 待てど 暮らせど 一行に その 料理が出てきません・・・
心配になり 裏に行くと 彼は 泣きそうな顔で
「すみません! 牧さん! 自分が 生意気でした!」
ん?? え??
そこには 器さえ無く
ただ 佇んでいる 元規君と その後ろで 鬼の形相の光野君が・・・
光野君は
「こいつの料理なんか 人様に食わせられるもんじゃない」
別にいいのに 何でも良いんだよ
「いや! いくら牧さんでも こいつが 料理なんて 100年はぇー!
こいつが 今出来るのは 皿を 割る事くらいだ!」
う~ん いろいろな事が 交錯し
さすがに 自分の過去を 思い出してしまいました。
でも 元規君は 前向きに
「いつか 絶対 絶対 うまい物を作れるようにがんばりますから
その時まで 待って下さい!すみませんでした!」
と・・・・
本当に気持ちのこもった言葉を 受け取りました。
実は いつも 噂に聞いていた 元規君の靴の 話
元規君は 1足しか 靴を持ってない しかも聞いた事も無いようなメーカー
髪を 切りに訪れた時に 噂は 本当なんだな・・・・
と 汚い靴を見て 不憫に 思いました。
それで 1品の お題の代わりに 靴をプレゼントしようと決めたのでした。
それも そのはず 髪を切ったのは 就職祝いだったからです。
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜
元規君には これで 料理への熱い情熱が 今以上に芽生えてくれる事を
期待しましょう。

今回 もう1つ 関心した事が ありました。
親方の人柄や 腕は前々から 他を魅了するものがありましたが
やっぱり そんな 親方の周りに集まる お客様 スタッフが
みんな 親方を尊敬しているんだな と
それ以上に この店には 愛が あるな と

ご覧のように 裏で 和食ばかり 作って 表には 姿を現さないのかと
思っていた 裏番長 光野智昭
↑ 見えにくいですが
親方の手先を じーーーーーっと ずーーーーっと 見ていました。
僕も アシスタントの時は 毎日 毎日 スタイリストのこの位置に立って見てたな・・・・・
ただ 凄いのは この 自分の事を天才!!といつも言っている彼が
今の立場で この貪欲さには ビックリさせられました。
世界の全ての 人達に 彼の爪のアカを煎じて飲ませたい・・・
そして 自分も・・・
光野智昭 絶対に 成功して欲しい・・
というより きっと 彼は 成功するでしょう。

こんな 愛情の詰まった店内に マズイ料理を 平気で 出せる料理人は
一人もいないでしょうね。
今も この先も
しかし この鮨 桂田は 行く度に みんなが成長してる・・・
そして この店から エる事が多い・・・

ちなみに いつも 写真が カウンターばかりで
この店 狭いんじゃ・・・・
と 誤解している そこの あなた!!
手前に 4人席が 4つ? 5つ?? も あるんですよ!
(^-^;
みなさま 是非 覗いてみてください。
覗くのは タダですから (o^-^o)